
老朽化した機械式駐車装置。
駐車場需要の減少により、機械式駐車装置を撤去して
フラットな平置きの駐車場への変更をおこなうケースが急増中。
そんな需要に応える製品が「Smart Deck (スマートデッキ)」です。

Smart Deck (スマートデッキ)は、機械式駐車場を解体撤去して空になった地下ピット内に、軽量の鉄骨の柱と梁を組立て、その上に鋼製の床板を載せた平面構造物の当社製品名です。2013年より販売を開始。
スマートデッキとは?
スマートデッキの基本

「スマートデッキ」は機械式駐車場を解体して空になった地下ピット内に軽量鉄骨の柱と梁を組み立て、その上に鋼製の床板を乗せ平面を作る構造物です。
このような構造物をつかった平面化の方法を鋼製面化工法と呼んでいます。
スマートデッキのイメージ

鋼製の床板で覆われ組み立てが完了したスマートデッキ

軽量で強靭な鉄骨の梁と柱をボルトで接合する構造
鋼製平面化工法について

鋼製平面化工法は、鉄骨の柱と梁などの構造部材を組み立てる工法で屋外、建物内、地下、設置場所を選ばずに安全に施工できることが特徴です。
機械式駐車場の解体平面化の流れ

上図の平面化の流れは当社のスマートデッキを使用した鋼製平面化工法によるものです。この他、平面化の工法には「砕石による埋め戻し」があります。埋戻しにはいくつかのデメリットがあるので埋戻しを行う場合には、実施可能であるか慎重に検討する必要があります。
スマートデッキ4つの優位性
駐車1台スペースあたり1トンと軽量で屋外、建物内、地下、設置場所を選びません。設計製作施工管理一貫体制でどこよりも短工期で納品します。
施工場所を選ばない
軽量で頑強なスマートデッキなら建物内の駐車場から沈下の心配がある軟弱地盤まで設置場所を選びません。また組み立ては手作業で行うボルト構造なので、大型クレーンなどの工事車両が入れない狭い敷地でも施工することができます。

駐車場の再設置も可能
万が一、駐車場の再設置が必要になった時にも、ボルト工法のスマートデッキなら簡単に解体・撤去ができます。
安心の構造と素材

超軽量のスマートデッキは安心・信頼の材料を使用。
「スマートデッキ」は軽量・強靭・超長期耐用の素材を使用。構造部の組み立てには溶接を一切使用せず、ボルト構造で組み立てられます。

柱・梁部
主材は日本製鉄の溶接軽量H型鋼「スマートビーム」。普通のH型鋼に比べ薄く、寸法精度の良さと軽量化により効率的な加工・施工が可能な製品を使用。

デッキ部
デッキ部は日本製鉄のプレメッキ縞鋼板、もしくは中山製鋼所のプレメッキ梨地鋼板を使用。外観が極めて綺麗で、かつ、メッキ工程の熱変形が少なく平坦度が非常に良好。

アンカー・ボルト類
デッキ部は日本製鉄のプレメッキ縞鋼板、もしくは中山製鋼所のプレメッキ梨地鋼板を使用。外観が極めて綺麗で、かつ、メッキ工程の熱変形が少なく平坦度が非常に良好。
スマートデッキの耐用年数

スマートデッキの柱、梁には日本製鉄製のスマートビーム(スーパーダイマ処理)、デッキ(床板)部は日本製鉄製もしくは中山製鋼所製のプレメッキ鋼板、アンカーは日本製鉄製(スーパーダイマ処理)、ボルト部は溶融亜鉛メッキ製品を使用します。耐用年数は設置環境により異なりますが、一般的な都市部では柱、梁部は約30年、車の出入りのあるデッキ(床板)部で約15年です。定期的な塗替え工事を行うと耐用年数は倍以上に伸びます。特にデッキ部は10年ごとの塗替えをお勧めしております。
製工一貫体制「剛力インテグレーション」

営業から設計・製作・施工・監理・アフターサービスまで。工程の無駄をなくし、最短の工期、最良のソリューションをご提供できる仕組みです。
01.営業部門
お客様の悩み、ご意向に対し剛力グループ各セクションと連携を取りながら、最適な解決策をご提案します。現地調査・お見積りからお引渡しまでの間、お客様を担当させていただきます。
02.管理部門
営業からの情報を受け、お客様の状況を把握・理解したうえで、設計・製作・施工まで一貫して担当し、責任をもってお引渡し致します。リードタイム調整で最短工期を実現しています。
03.製作部門
設計図に基づき指定材料を加工し、各現場専用仕様のスマートデッキを製作します。標準化された仕様・工程で管理され、最短で各現場へ送り込まれます。
04.施工部門
既存機械式駐車場の解体、スマートデッキの組立・据付けを担当します。現地では、お客様や周辺住民の安全や快適な生活に注意を払い心からのコミュニケーションに努めます。
豊富なオプション
スマートデッキで平面化されたデッキ部にはは平置き駐車場だけでなく、自転車置き場、バイク置き場、災害用資材置き場、コインパーキング、カーシェア・自転車シェア基地、EV電源装置等々、様々な用途に利用できます。