“空き”が増えると機械式駐車場が不良資産化する?

“空き”が増えると機械式駐車場が不良資産化する?

機械式駐車場は金喰い虫です。

機械式ですから、安全な運行をさせるためには手入れが必要です。
定期点検、部品交換、故障修繕、塗装塗替えなど、機械の更新までに必要な維持管理費は1台あたり年間10万円前後と言われています。さらに新しい機械に更新する際の更新費用は1台あたり80万~150万円。平置きの駐車場と違い、大変な金額を必要とします。

【2】“空き”があっても維持管理費はかかり続けます。

“空き”のあり、なしに関わらず、維持管理費は満車台数分、毎年かかります。
“空き”率が高くなると、収支は赤字となり、修繕積立金でまかなう事態となってしまいます。

【3】“空き”による使用料・維持管理費収支の赤字は更新時の積立金不足に。

機械式駐車場老朽化に伴い、機械を新しく更新することになりますが、費用は機械式駐車場の修繕積立金から出ます。
更新費用は前記のとおり、1台80~150万円と高額になりますから、“空き”が原因の維持管理費不足を修繕積立金からまわしていると、居住者各戸に負担を強いるといった問題に発展してしまいます。

【4】“空き”は放置につながり、放置は老朽化を加速する。

“空き”が長く続くと地下ピットや2階部分を使わないで地上面だけ使用するようになり、機械を動かさない事態にもなってきます。
費用のかかる部品交換や修繕もストップしがちで、地下ピットの床板は腐食が進んでいきます。
しばらく稼働させない機械やセンサーは故障頻度も高まりがちです。

このように、“空き”のある機械式駐車場は『お荷物』となり、やがて『不良資産化』してしまいます。

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GOURIKIコーポレーション
GOURIKIコーポレーション
社名の「剛力」は登山者の荷物を背負い道案内をする人のことを言います。
お客様の思いをカタチにし、資産として残す建設業。だからこそ、お客様の立場に立ち、一緒に考え、少しでもご負担を軽くしたい。豊富な経験と専門的知見で最適、最良のご提案をさせていただきます。