ガンダムのタイトルみたいで、今回のブログタイトルとても気に入ってます。
剛力建設では、CSR活動の一環として毎週水曜日に【こども食堂】を開催しています。
タイトルにもありますが、社長が厨房で仕切ります。
役職も社長から店長へ切り替わります。
というわけで水曜日の午後は、社長とのアポが大変とりにくくなっております。営業さんゴメンなさい。
このCSR活動のきっかけですが、日本には「もったいない」という言葉があり、家族で食べきれることができない食べ物を「おすそわけ」するという文化があります。
日本は、伝統的にシェア社会ですよね。地域の皆様と世代を超え、夕食のテーブルを囲むことにより情報交換ができれば、災害時にも助け合える。
このようなコンセプトで『こども食堂』を開催しました。
私、たまに厨房たちますが、社長に最初に教えていただいたのは【大根の面取り】作業です。
料理ド素人の私は、もちろん面取りなんかしたことありませんし、なんの意味があるのかも知りません。
社長曰く、『面取りをすることで煮汁に触れる面積が広くなり、味がしみやすくなり、
見た目をよくするだけにとどまらず、調理時間を短く、さらには味をよくすることができるんだ。
仕事でも一緒だ。このひと手間が大切なんだ。』
なるほど!
これはいいことを聞いたと帰宅して晩御飯を作っていた嫁にも面取りの大切さを丁寧に教えてあげたら
『そんなこと知ってるわ!知らないのアンタだけ。』 だって。超ブーメラン。
少し凹みましたが、落ち込むといういことは、自分を過大評価している証拠。元々はゼロの文豪です。親をはじめたくさんの人達のおかげでであり、学んでこれました。
そして、たまたま役割がまわってきて今があるので自分のチカラと過信したことありません。だから落ち込む理由なんて何もない。
昨夜、自宅で作ったこともない『レモン鍋』に挑戦してレモンの皮の苦みが鍋全体に広がり、また嫁に怒られた。
真っ赤な顔をした嫁の口が上下に高速でパクパク動いていたので、パクパクの回数を数えながら、心の中で『落ち込む理由はないんだ』と終わるまで繰り返していました。
こども食堂は、180回以上開催し立ち上げから5年が経ちましたが、いろいろな方のご協力や食材の差し入れなど、人の優しさに触れる機会が本当に多いです。
こども食堂の活動はまだまだ小さな活動かもしれませんが、できることならば幸福は、周りの人に分けたほうが幸せになれると思う。奪い合えば足らないし、分け合えばあまる。
社会の中での【和】という感性。こども食堂でも、どこの会社でも同じことが言えると思いますが、
【和】という感性が協力を促進して、大きな動きにつながる。この感性が大きな成果をだすのに重要だと思います。
残念ながら、今こども食堂は、コロナの影響で中で食事をすることはできませんが、
お弁当を渡して、お家で食べていただいています。そう。こども食堂は止まるという考えはありません。
毎回、来てくれるこども達の『先週、おいしかったよ!』とか『今度は、何を食べさせてくれるの?』などの言葉や笑顔で成り立っています。
そして社長は、その子供たちからもらった笑顔が木曜日からの原動力になっているようです。