◇不動産が負動産に
2020/07/17 日経新聞朝刊 第1面 記事より
【負動産】という言葉をご存じでしょうか。
なんだか最初の一文字から嫌な雰囲気がプンプン臭ってきますね。
「負」は負債の負。売りたいのに売れず、現金化できずに負債となった不動産のことです。
マンションの場合、負動産は売れないだけではなく、持ち続けているかぎり管理費、修繕積立金、固定資産税などの金銭的な負担も所有者に重くのしかかってきます。
写真にある日本経済新聞の記事にもマンション機械式駐車場の【負動産】について警鐘を打ち鳴らしています。
この記事では、とある築浅の約30戸の分譲マンション。ここの管理組合が駐車場の負担問題で揺れており、現在の状況として住戸は埋まっているのに、機械式の立体駐車場が満車時の3分の1しか使われておらず、維持管理費などを十分に賄えないという【負動産】問題をピックアップした記事になっています。
さらにここのマンションは、駅に近いうえ、カーシェアリングが広がっている。高齢者の運転免許証の返納も増え、車を持たない住人が多くなった。さらに浸水リスクを減らすため駐車場の地下部分をなくしたいと自治体に打診したが条例を盾に断られたそうです。まさに泣きっ面に蜂状態です。
とても気になったので、この問題をsiriで解決できないか聞いてみました。
私:『Hey! siri!機械式駐車場の空き問題を解決してくれ!』
siri:『ヨクワカリマセン』
だって。
もう最新AIであるsiriのチカラでは解決できないくらい深刻な問題になっているのかもしれません。もしくは、siriの家は一戸建て平置き駐車場だから他人事なのかも。
◇現実にルールが追いついていない
マンション管理業協会(東京・港区)の調べでは都内の約6割の管理組合で駐車場の空きが発生し、うち機械式駐車場は4台に1台が空いているとのこと。なんと駐車場までソーシャルディスタンス状態!
管理組合でもさまざまな取り組みを行っているようです。例えば、空き駐車場を15分単位でネット予約できる会員制シェアサービスのakippa(アキッパ、大阪市)。マンションの空き駐車場の登録について数百件の相談を受けたが、実現したのは数件にすぎないようです。
これは、管理組合が居住者から集める駐車料金と違い、外部に貸して得た収入には収益事業として法人税などが課されるため、新たな負担が生じる。また、住人以外に貸し出すには区分所有者の4分の3以上の賛成を得て管理規約を改定しなくてはならない場合が多く、ハードルが高い。
ちなみに私のお小遣い増額に関する家庭内総会においては、家族の4分の3以上ではなく、嫁の中だけでの全会一致で可決されるので、もっとハードルが高い。
◇解決方法は【減築】
この問題となっている機械式駐車場の手入れですが、定期点検をはじめ、部品交換、故障修繕、塗装塗替えなど、機械の更新までに必要な維持管理費は1台あたり年間10万円前後と言われています。さらに新しい機械に更新する際の更新費用は1台あたり80万~150万円! 恐ろしい。。。金食い虫すぎる!
先程、ハードルが高いと書きましたが、解決方法はあります。それは【減築】。
機械式駐車場は、必要なだけあればいいんです。
剛力建設なら《Smart Deck(スマートデッキ)》で、不必要な機械式駐車場(金食い虫)を解体して平面化の提案ができます。
スマートデッキは、機械装置を使用しないので、メンテナンス不要、故障もありません。
無駄な駐車場を解体して平面化すれば、積立金やスペースを有効に活用でき、今回の記事のような悩みもなくなり、マンションもさらに成長できますよ。
余分の大理石がそぎ落とされるにつれて、彫像は成長する
ミケランジェロ
◇スマートデッキが選ばれる理由
スマートデッキは、ただの自己中心的な発想で開発されたわけでなく、このような社会的な問題を解決するために生まれた普遍的な製品になります。稲盛和夫さんの【動機善なりや、私心なかりしか】という言葉にスマートデッキはピッタリです。
スマートデッキは、2020年度には単年500台、累計1,000台を突破する見込みです。機械式駐車場鋼製平面化 実績No.1製品です。安心してお任せください。
いま ここ スマートデッキ
最後までブログを読んでいただいた管理組合の皆様、ありがとうございました。
今日という日は、残りのマンション管理人生の最初の日ですよ。
あとでsiriにも教えておこう